最近のドライバーはどのメーカーも規定ギリギリの460ccで出していますよね?
大きさに規定があるってことは大きければ良いんだろうなと単純に思っていて私も460ccのドライバーを使用しています。
ただ、先日友人が400ccのドライバーを持ってきたので試しに打たせてもらったら1発目からナイスショット。
飛距離も今使っているドライバーより飛んでしまいました。
そこで気になったのでドライバーヘッドの大きさについて調べてみました。
そもそもヘッドが大きいと何がお得?
チタンがメインの素材になる以前のヘッドサイズは320ccが主流で350ccで大きめヘッドでした。
そこからチタンがメイン素材になることで軽量化が図られ、420ccが主力となり、現在では規定ギリギリの460ccが多数登場していったのです。
では、そもそもヘッドが大きいとどんなメリットがあるのでしょう?
第一に上げられるんは慣性モーメントの増大化があげられます。
という説明が良くありますが、そもそもこの慣性モーメントが分かりにくいですよね(笑)
色々調べた結果、簡単にいうと大きな物体を回すとより大きな力が生まれるってことで良さそうです(笑)
そのため、インパクトの瞬間により多くの力を加えることが可能となった模様です。
第二にヘッドが大きいことによってスイートスポットも大きくなりミスに寛容になりました。
ヘッドが大きいと安心感がありますよね?
当然フェイス部分が大きい分、当たってOKな部分も大きくなります。
多少芯を外してしまっても、ヘッドの大きさでカバーしてくれるためミスショットをしても大きなミスにはなりにくくなっています。
大きいヘッドのデメリットは?
ミスに寛容でパワーも伝わりやすいなら大きいいヘッドの方がお得ですよね?
ただ、私のようなミスが多い方には逆効果になってしまうこともあるようです。
それは、スライサー体質・右に打ち出してしまう体質の方。
ヘッドが大きくなることでヘッドのネック部分の慣性モーメントも高くなってしまいます。
簡単にいうとヘッドが返りにくくなってしまうのです。
数値で見ると分かりやすいのですが、一般的なゴルファーがつかまりやすいと感じるヘッドのネック軸回りの慣性モーメントは5500g平方センチ以下と言われています。
しかし、大型ヘッドはこの数値を大きく上回っており、450~460ccクラスでは7000g平方センチ以上のものさえ珍しくなくなりました。
そのためヘッドが遅れてきてしまい、結果的にスライスになったり、右方向に打ち出してしまったりする模様です。
大型ヘッドばかりを選択していたので、そもそもヘッドは遅れてくるものと考えていましたが、言われてみればそのとおりですよね(笑)
そのため、私は400ccのドライバーで真っすぐ打つことができて飛距離も伸びたということになります。
私にはデメリットでもある方にはメリットに変わる?
私のようなスライサーにはデメリットになるヘッドの返りの遅さ。
これがメリットに代わる方もいます。
それは、インパクトでフェースが返りすぎてフック系の球筋になりやすいゴルファーの方。
このタイプの方には逆にボールのつかまりすぎを軽減できるメリットが生まれるので、大きなクラブヘッドは味方になってくれるでしょう。
まとめ
大きいければ大きいほど良い、規定ギリギリヘッドを追い求めていたことが逆に打ちにくさを感じさせていたなんて。。。
早く知っていれば下の写真(私の自宅に眠っている過去使用していたドライバー達。これでも数本は知人にあげた後です)のようにはならなかったのに。。。
スライス・右打ち傾向の方:ヘッドは小さめの方がスイートスポットは減るものの打ちやすさは上がる。
フック・ひっかけ傾向の方:大型ヘッドでヘッドが遅れてくる方が打ちやすさを感じる。
重要なのは皆が良いと言っているものを闇雲に信じるのではなく、しっかり打ってみて決めることですね(笑)
今後はしっかり試打を行ってから決めていきます(まだ買うつもりか(笑))
試打の状況はこのサイトでお伝えしていきます。
【追記】
ミスに寛容な大型ヘッドも捨てがたい私もいます(笑)
両方を試しながら消えていこうと思います!