皆さんグリーン周りのアプローチってどうしてますか?
ドライバー・アイアン共にナイスショットで残り30y。
パーは貰ったって時に限ってアプローチがグリーンオーバー。
返しのアプローチで元の位置に戻るという往復ビンタをくらってダブルボギー。
そんな経験ありませんか(私はしょっちゅうでした…)
そこで最近バックの中に忍ばすようになったのがチッパーです。
チッパーって何?
チッパーとはアプローチショットのために作られたクラブです。
特にランニングアプローチをやさしく打てるように作られたクラブです。
パターと同じようにストロークしますが、ロフト角がある分だけ打ち出しから少しボールが浮き(キャリー)、接地してからコロコロと転がすピッチ&ランが基本的な使い方です。
チッパーの特徴は、ロフト角が小さく、かつシャフト長が短いこと。
一般的にアプローチでは、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)を使用する場合が多いものです。
ウェッジと呼ばれているこれらのクラブが、通常44~58度のロフト角であるのに対して、チッパーはロフト角を立てた形になっていてウェッジよりも低い打ち出しで、よりランが出るボールになります。
更にパター並みにシャフトが短いことで短い距離を合わせるアプローチを打ちやすい構造になっています。
便利なチッパーはルール違反?
チッパーは、ルール上はアイアンとして区別されます。
チッパーは、パターのようにストロークするケースが多くアイアンには見えない、勿論パターとは違うという点からルール上違反なのではと思われている方がいます。
しかし、ルール上何も問題ありません。
プロのトーナメントで使用するプレイヤーがほとんど皆無(そもそもプロには必要が無い)であるため、使ってはいけないと思われているのではないでしょうか。
プロが使わないようなクラブが何であるの?
なぜ、チッパーのようなクラブが必要なのかといえば、アマチュア(特に100前後で苦しんでいる方)にアプローチを苦手にしているゴルファーが多いため(私もそうです)。
プロや上位アマチュアは、短い距離でも強いスピンをかけてボールを止める事もでき、転がしたいときはアイアンを短く持ってチップショットを打つことが出来ます。
ですが、アプローチが苦手な人は30y~50y位の距離でうまく寄せることが出来ずスコアを壊すことが良くあります。
少なくともチッパーはロフト角が立っていてパターのように打つことが出来るのでこのグリーン周りでの大事故を防ぐことが出来るのです。
そんな便利なチッパーを使わない理由
第一にチッパーはグリーン周りでしか役に立つ場面が無く、そもそもアプローチが上手いプロや上位アマチュアはわざわざ余分となるクラブを増やす必要性が無い。
第二にこの理由が最大のネックになっているのですが「ルール違反だと思われている」または「ルール違反ではないけど格好が悪いと思われている」ことです。
なので多くのプレイヤーは敬遠しがちなんです。
まとめ
ここまでチッパーのメリットデメリットをお話ししましたが、結論としてチッパーはどうなのか?私が実際に使用してみて感じたことは少なくても1ラウンドで3打位はスコアが縮まると思います。
実際にはもう少し縮まるのかもしれませんがバンカー越えではちょっと怖くて使えなかったので…。
100切りを目指していていつもギリギリ届かずという方は一度試してみる価値はあると思います。
追記
チッパーはどうも恰好悪いという方(私もそうでした)はスポルティングのハイボールアイアンのA/Cがお勧めです。
私も今こちらを使用しているのですが、パッと見は短い番手のユーティリティクラブに見えるので他の人にチッパーを使っていると思われないで使用できます。
グリーン周りの往復運動でスコアを崩すという方は是非お試しください。